境界を越えた警戒:レッドポート・ショッピングモール事件
ある独立系ジャーナリストが、新世界の市民に真実を暴こうとしている。
皆さん、こんにちは。またアップデートをお届けに参りました。ここでは、普通の記者が立ち入りを禁じられている場所に深く潜入し、皆さんに完全で、一切の検閲なしのニュースをお届けします!
今頃、皆さんはきっとレッドポート・ショッピングモールの件を耳にしているはずです。巨大な裂け目によって、突如として真っ二つに引き裂かれました。ゴールデンタイムのニュース番組は臆病風に吹かれてまともに報じようとしないか、あるいは買収されているのでしょう。ですが、私を買収できる者など誰もいません!ここは闇が深いですが、私と忠実なチームは真実を求めて直ちに行動を開始しました。
現場に到着した時、すべてに警戒線が張られ、一般人の立ち入りは禁止されていましたが、そんなもので私たちが止まるはずもありません。相棒のオードリーと私は、新世界委員会の「鑑識カメラマン」になりすまして潜り込みました。言っておきますが、あの委員会は支離滅裂で、警衛はその場ででっち上げた嘘をあっさりと信じ込みました。
ショッピングモールの内部は、まるで噛み砕かれて吐き出されたかのようでした。曲がった金属、粉砕されたコンクリート、無残な遺体、血に汚れたガラス……決して見ていられる光景ではありません。ランサー協会、新世界委員会、ケプラー、そしてイーストバレーの代表や調査員たちが全員顔を揃え、今後の対応について激しく言い争っていました。ケプラーとイーストバレーの両陣営は、あの奇妙な死に方をした遺体の研究に興味があるようでしたが、それのどこが不思議だというのでしょう?ケプラーが最近、非難の的になっていることは知っていますが(自業自得です)、だからといって他の企業が潔白だというわけではありません。
私は熱心に写真を撮るふりをしながら、ブローカーとメテオが偉い人たちに報告しているのを盗み聞きしました。どうやら、巨大なグルナイトの裂け目がモール内で突然開き、そこを真っ二つに割ったようです。これまでにも多くの裂け目を見てきましたが、ブローカーによれば、今回の裂け目は以前よりも大きく、攻撃的であったため、ランサーたちは間に合わなかったとのことです。これは真実かもしれませんし、あるいはランサーが無能だっただけかもしれません。どちらにせよ良いニュースではありませんが、判断は皆さんにお任せします。
オードリーが警衛からパスをくすねてくれたので、私はそれを使って警備室に忍び込みました。そこら中にグルナイトが散乱しており(グルナイト放射能に汚染されていないことを祈ります)、二人のケプラー社員が後片付けに追われていました。彼らが、80人以上が行方不明になっており、おそらく全員が裂け目に吸い込まれ、新しいシャードに閉じ込められたと話しているのを耳にしました。一人が救助クエストを組織するのかと尋ねましたが、もう一人は、彼らは死んだも同然だから助ける意味などないと答えました。さらに、もし裂け目が本当に悪化し続けているのなら、新世界は「グルナイト終末」に向かっているということだ、とも言っていました。
残念ながら、よりによってこのタイミングで私のカメラが電子音を鳴らし始めたため、あのケプラーの連中に消される前に急いで逃げ出さざるを得ませんでした。私はオードリーを連れて、飛ぶように脱出しました。
家に戻ると、チームはすぐに得られた情報の分析と解剖を開始しました。もちろん、真っ先に調べるべきはこの恐ろしい新造語――「グルナイト終末」です。私たちは不幸な事実を発見しました。「大崩壊」の際に界外へと転送されたシャードは不安定であり……時間の経過とともにさらに不安定になっていくのです。最終的には臨界点に達し、そのシャードは自壊します。ドカン、おしまいです。消滅です。
新世界の偉い人たちは、どうしてこんなことを私たちに隠していられるのでしょうか?ただ座して死を待てというのでしょうか?なぜ避難計画を立てないのか、なぜ公衆に警告しないのか、せめて何かすべきではないでしょうか?この報道も数時間以内にはあの馬鹿どもに削除されるでしょうが、もし真実を目にしたのなら、それを広めてください。誰もが知る権利を持っています。
要するに、新世界は真のトラブルに直面しており、状況は悪化し続けています。デタラメだと思うかもしれませんが、もし私を信じるなら、バラムトクの別荘へ引っ越す準備をしたほうがいいでしょう(今の季節、あそこの天気は最高だと聞いています)。私に関しては、最後の瞬間まで踏みとどまるつもりです。暴かれるべき秘密と嘘はまだ山ほどあります。信じてください、私がすべてを掘り起こしてみせます。
――リース、個人記者