シーズン3「魔女の月」10月9日(UTC+0)より開幕

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警告:おもちゃの覚醒!

新世界警察局による、全所属部署宛ての内部記録

新世界警察局による、全所属部署宛ての内部記録  

注意:全職員 

03:31  

「おもちゃの覚醒」に関する未確認報告  

昨夜22時32分以降、おもちゃが「目を覚まし」、悪ふざけをしたとされる通報が20件以上寄せられている。  

以下はその典型例である:23時13分、14歳のベビーシッターが緊急通報。彼女によれば、世話をしていた3歳と5歳の姉妹の恐竜のぬいぐるみが「起き上がり」、子どもたちに噛みつこうとしたという。現場に急行した隊員が到着した時には、通報者の話ではそのおもちゃはすでに「逃げ去って」いた。カーペットの焦げ跡は、おもちゃが「スタングレネードを投げて」逃げたという証言を裏付けていた。  

恐竜が少女たちの所有するおもちゃなのかと尋ねられた際、確かに少し様子がおかしかった、とベビーシッターは答えている。少女の他のおもちゃはすべてふわふわのぬいぐるみだったが、この恐竜だけは新世界自然史博物館のプラスチック模型のようだったという。  

また、検査員が寝室で高濃度のグルナイト残留物を発見したとの報告もある。彼らは直ちに、センタータワーにあるランサー本部へと連絡を送った。推測では、これらの「おもちゃ」は、まだ発見されていないシャードから来た可能性があるという。  

同様の事案については定期的に監視を行うこと。状況は現在も進行中である。これらのおもちゃが深刻な脅威となるかは不明だが、武装している可能性があり危険な対象とみなし、民間人の安全を確保するために適切な武力行使を行うべきである。  

 

14:39更新

ランサー本部から派遣された調査員により、「おもちゃ」の侵入の事実が確認された。「動くおもちゃ」と呼ばれる存在は、未知の手段で新世界各地へと浸透していた。これらの存在は明らかに知性を持ち、自在に姿を変えることができる。また、人間との衝突を避けるため、スタングレネードに似た物品を使用している。その目的はいまだ不明だが、これまでのところ民間人に被害は出ていない。唯一の例外は、警官が誤って木馬に発砲した一件だけである。各部隊には、対象が明らかに自衛行動を取っている場合、非致死性の武力を用いることが推奨される。

ケプラーの科学者によれば、これらの「動くおもちゃ」は「おもちゃシャード」から来た可能性があるという。彼らが新世界へやって来た目的は、いまだ明らかではない。 

民間人には、すべての子どものおもちゃをおもちゃ箱など安全な場所に保管することを推奨する。もし「おもちゃの覚醒」と思われる現象が発生した場合は、速やかにランサー作戦チームへ通報してほしい。

同様の事案については定期的に監視を行うこと。状況は現在も拡大を続けている。